こんにちは。
埼玉リオ接骨院の若月です。
今回は捻挫についてお話ししたいと思います。
捻挫ってなに?
関節に無理な力が加わっておこるケガのうち、骨自体や骨の位置に異常がない関節のケガは捻挫ということになります。
したがって捻挫とはX線(レントゲン検査)でうつらない部分のケガ、ということになります。
具体的には靭帯や腱というような軟部組織といわれるものや、軟骨(骨の表面を覆う関節軟骨、間隙にはさまっているクッションである半月板や関節唇といわれる部分)のケガです。
捻挫をするとどうなるの?
ケガをした関節の腫れ、痛みや皮下出血(内出血)が見られます。
一般には損傷がひどいと腫れと痛みが強くなります。しかし痛みを感じにくい部分もあるため、余り痛くないから大丈夫と考えてはいけません。
また多くの捻挫(靭帯や軟骨のケガ)ではケガの後1~2ヵ月くらいすると強い痛みはなくなり、日常生活で支障はなくなります。その後はスポーツ活動などで強い力が加わったときに痛みや腫れがでたり、ぐらつき感などが残ることがあります。
評価
評価はまず、ケガをした時の状態を詳しく知ることから始めます。
受傷時の状態(関節がどのようになってケガをしたか)を詳細に知ることから始まります。
関節に直接力が加わったものか、ジャンプの着地で捻じったなど間接的な外力によるもの(非接触性のケガ、と呼ばれます)か、ケガのとき関節がどのような角度で、どちらの方向に動いたのかなど、受傷時の状態を教えてもらえれば、評価にとても役にたちます。
押さえたり関節に力を加えたときの痛みの場所や、(靭帯のケガにより)関節がゆるくなっていないか徒手検査で評価を行います。
より精密な検査が必要と判断した場合は医療機関へ紹介します。
処置
POLICE処置→腫れと痛みに対して
P:protect(保護)
O L:Optimal Loading(最適な負荷)
I:ice(冷却)
C:compression(圧迫)
E:elevation(挙上)
治療
固定→患部の回復を早める、悪化防止 テーピング
物理療法→組織の回復のサポート
超音波(腫れをひかす)
HV(痛みの緩和)
マイクロカレント(組織の回復促進)
立体動体波(関節内の痛みの緩和)
再発予防
リハビリ→関節を安定させて動かすため
ぶつけたりすることによって関節に直接大きな力が加わるケガは防ぎようがない部分があります。ケガを予防するためのサポーターの効果にも限界があります。一方、関節を無理に捻ってしまったりして起こる捻挫は、関節を安定させて動かすリハビリ・トレーニングをすることで早期復帰、再発予防が期待できます。埼玉リオ接骨院ではケガの発生直後から早期復帰・再発予防までサポートしていきます。