腰椎椎間板ヘルニア
椎間板ヘルニアとは、背骨の骨と骨の間にある椎間板の中心に髄核というゼラチン状の組織が、背骨の後面に位置している神経を圧迫して腰や下肢の方へ症状※③が出る。
①ヘルニアになりやすい年齢
多くは20歳台、30・40歳台、に次いで10歳台、50〜60歳台の活動の多い男性に多くみられる。ただし年齢の上昇とともに2番目と3番目、3番目と4番目といった高位レべルの腰椎椎間板ヘルニアの発生率が上昇することが今回新たに示された。
②ヘルニア発生因子
1.労働の影響
重労働者のほうが発生率が高く,特に男性,職業ドライバー,金属・機械業労働者。
膝を伸ばした状態で、背中を曲げ約11kg以上の物,あるいは子どもを頻回に持ち上げる動作でヘルニア発生の危険性が高く,また持ち上げるときに腰を捻る動作も危険である。
前屈や物を持ち上げたり運んだりすることが多ければ,腰椎椎間板ヘルニア発生頻度は高い。
車の運転もヘルニア発生の危険因子の一つである。
2.喫煙の影響
たばこを1日に10本吸うと約20%ヘルニアのリスクが上がると報告しており,危険因子の一つになることが指摘されている。
3.スポーツの影響
スポーツをしているからヘルニアを発症する人が多いとも少ないともいえない。
③ヘルニアの症状
腰椎椎間板ヘルニアの大きさは下肢痛や神経症状の重症度に関係することが多い。
しかし、必ずしも一致するわけではない。
腰痛と片側の下肢痛が多く、運動や労働によって痛みが強くなるが安静にしていると痛みが軽くなる。
一つは、痛めてから1〜2日で腰痛は軽くなり、脚の痛みとしびれが中心となり、咳やくしゃみをする事で、脚の痛みが強くなるのが特徴。
もう一つは、同じ姿勢を保っていると腰やお尻、脚に重苦しい痛みが出てくる。
重い症状になると、排尿障害( 尿漏れ・便失禁・頻尿・尿が出にくい・ひどい便秘)などの症状がみられます。
排尿障害がみられる場合は、直ちに病院の診察が必要となります。
現代では、腰椎椎間板ヘルニアの脱出型に関しては高い確率で2〜3ヶ月の期間で症状が治まることがわかっている。
外に出てしまったゼラチンの量が2〜3ヶ月で著明に少なくなるケースが多い。
治療方法
1.内服薬による治療方法
NSAIDsと呼ばれる非ステロイド性抗炎症薬が広く使用されています。
最近では、リリカやトラムセット配合錠と呼ばれる疼痛のコントロール図る薬剤を使用することもあります。
2.神経ブロック
神経やその周辺に局所麻酔薬を注入し、神経の炎症をおさえて痛みをなくす。
3.理学療法
体幹強化を行う運動器リハビリテーションなどがあります。
⑤ヘルニアになりやすい特徴
立っている姿勢、座っている姿勢ともに“姿勢が悪い“状態は四六時中ある偏った個所に荷重がかかる要因となり、ヘルニアや椎体の変形の原因となります。
体重が増す、筋力が低下する等も、骨格そのものにかかる負担が増加する要因となり、椎間板や背骨には大きな負担です。 椎間板ヘルニアによる症状が一旦改善しても、同じ症状を繰り返しやすい要因がここにあります。
当院では、骨盤を中心とした骨格の調整を行うことで、繰り返しにくい身体づくりのサポートしていきます。
⑥埼玉リオ接骨院では、痛みの軽減はもちろん、再発防止のためのリハビリに力を入れています。
日常生活で腰に負担をかけてしまう使い方が身についてしまっているため、負担をかけないような体の使い方を身体に新しく身につける事で腰痛を未然に防止できるようにリハビリ・トレーニングをしていただけるように取り組んでいます。
腰椎ヘルニア・腰痛でお困りの方は、埼玉リオ接骨院までご連絡ください。