捻挫(ねんざ)
こんにちは。
埼玉リオ接骨院、院長の萩原です。
今回は、捻挫(関節をひねってしまう)をした時の対処についてお話ししたいと思います。
捻挫はスポーツで最も起こりやすいケガの1つです。埼玉リオ接骨院は、15年以上にわたりスポーツ現場の第一線でトレーナーとして活動しているため捻挫の取扱件数は相当な数です。私、萩原も高校時代にインターハイ出場決定戦の試合中に足首を捻挫し、その時に現場にいた埼玉リオ接骨院開設者の春山による応急処置により何とか試合に戻り、そして全国の切符を手にした経験があります。その時にテーピング1本の重要性を体感しました。ですから、頑張て来たのに捻挫で出られないかもしれないという選手を少しでも救ってあげたいという気持ちは誰よりも強く思っています。
【捻挫とは・・・?】
さて捻挫についてです。捻挫とは、関節をひねって関節が本来動く範囲を超えて動かされてしまうことで、関節が動く範囲を超えないために保護している「靱帯(じんたい)」が傷つく事を「捻挫(ねんざ)」といいます。足首に発症することが多いですが、関節であれば指でも膝でも腰でも、どこでも発症する可能性があります。捻挫の特徴は、関節の見た目には元に戻っていることです。関節から外れてしまったら脱臼となります。しかし、本当は関節の位置などが完全に元に戻っているわけではありませんが。
【症状】
捻挫をすると、
・腫れる(傷めたところを中心にひふのシワがなくなるくらいはれる)
・内出血(傷めたところまたはその周辺より下が青黒くなりだんだん広がってくる)
・圧痛(傷めたところを押すと痛みが出る)
・熱感(傷めたところを触ると熱く感じる)
・疼痛(炎症があるためにかなり痛みます)
※骨折などと伴うことがありますので、自分で判断せず医療機関を受診するようにしましょう。
捻挫は靱帯の傷のつき具合によって3つのレベルに分けられ、重症度によって管理や回復までの時間が変わります。
【重症度】
1度(軽傷)
・痛みは少ない
・動かしても痛みが少ない
・腫れも少ないorない
2度(中傷)
・痛みは感じる
・動かすと痛い
・腫れている
3度(重傷)
・傷みが強い
・動かすと痛みが強い
・皮膚にシワがなくなるくらい腫れている
・関節がグラグラする。(不安定感がある)
※ただし、腫れは重症度と一致しないことがあります。
【応急処置】
捻挫をした時、一般的には「RICE(S)処置」と呼ばれる医療機関やスポーツ現場でも推奨されています。
RICE(S)処置
R REST:レスト(安静にする)
I ICING:アイシング(冷やす)
C COMPRESSION:コンプレッション(圧迫する)
E ELEVATION:エレベーション(高く上げる)
(S) STABLIZATION:スタビライゼーション(固定する)
ところが欧米の最先端のスポーツ医学では、正反対の処置も推奨されはじめています。 RICE(S)処置を提唱したアメリカの研究者が自分の論文に対する注意点を発表しています。 ①痛めたところを冷やし過ぎてはいけない ②血行の阻害をしてはいけない ③炎症を抑えすぎてはいけない ④痛みを止めすぎてはいけない なぜ正反対の処置が推奨されるのか。 炎症といわれる人間が怪我をした時に起こる反応は治癒過程で必要な反応だからです。 ①炎症が起こることで免疫を上げる ②炎症が起こることにより、白血球など傷を治すための物質が集まってくる ③組織を再生させる酵素などは血流に乗ってくるため血流を阻害しない ④痛みを感じることで行動する際に痛みが出ないように抑制し、痛めているところに負担をかけないようにする という理由があるからです。 重要なことは正しくRICE(S)処置を行うことです。特に時間を意識した管理が必要です。
さらに、アイシングと電気治療を一緒にやる事で腫れを軽減させ治療を早めてくれることも分かりました。(sport medicine No.201)
【固定】
固定をすることで、傷口がくっつきやすく治りやすい状態を保つことができる。
固定期間は受傷後〜約3週間することがあります。
靱帯や関節包の傷ついているレベルによって固定する期間が変わります。
さらに埼玉リオ接骨院では・・・
ここまでのお話は、一般的な先端的な治療法でしたが、埼玉リオ接骨院ではそれだけにとどまらず、早期復帰を目指して以下のような処置を行います。
【処置】
ねんざでは靭帯が緩んだり傷ついたりしているために多少なりとも骨がズレます。そのために動かした時に痛みが強く出てしまいます。そこで埼玉リオ接骨院では、関節のズレを手技や特殊な電気治療にて整えます。埼玉リオ接骨院で行う捻挫の整復は無痛です。
その際に、腫れの管理が出来ていないと戻そうとしても腫れに邪魔をされて、いい状態を保つ事ができません。そこで腫れを埼玉リオ接骨院独自の方法で早期に改善させていきます。この腫れの管理を失敗すると回復が大幅に遅れます。
埼玉リオ接骨院では固定に力を入れています。
固定は痛みを悪くさせないためにとても重要です。
初めて捻挫をしてしまった方は特に最初の固定がとても重要です。
固定をする道具も様々な道具を使います。
包帯や硬い素材の固定具、テーピングなどを使って固定します。
固定をする時に1番重要なのは、傷口を密着させるように固定し治りやすい環境をつくることです。
痛みのある動きや怖い動きを確認しながら固定をします。
埼玉リオ接骨院はテーピングにこだわりを持っています。
テーピングは1本1本に意味があり、それを確実に機能させることが求められます。そこで埼玉リオ接骨院ではその場で一本一本にこだわり、確認しながら微調整を繰り返し行い、しっくりくる形を一緒に探していきます。
【リハビリ】
復帰に向けてのリハビリは必須です!埼玉リオ接骨院では復帰のためのメニューの提案もさせていただきます。
受傷してから5日目
・腫れの管理のためのリハビリ、早期復帰に必要なリハビリ
5日目〜2週間
・日常生活を送るためのリハビリ
・再発防止のためのリハビリ
治っていく過程で必要な内容が変わっていくため、その都度必要なリハビリを提案させていただきます。
捻挫かなと思ったら、埼玉リオ接骨院までご相談ください。